投資家の皆様へ

株主の皆様には平素より格別のご支援を賜り厚く御礼申し上げます。
2020年3月期の事業概況についてご報告させていただきます。

当期は、既存ゲーム事業における運用中タイトルの収益性向上に注力したほか、株式会社バンダイナムコエンターテインメントの提供する新ブラウザゲームサービス「enza」においても、主要な開発・運用パートナーとして、事業拡大に関与してまいりました。広告メディア事業では、広告代理事業の他、次世代の主力事業創出を目的とした新規サービスの開発・運用にも取り組みました。

<エンターテインメントサービス>
他社IPゲームにつきましては、主力タイトルを中心に引き続き安定的に推移いたしました。2019年5月及び2019年11月の周年イベントは引き続きユーザーの支持を集め、リリースからの経年を感じさせない好調な推移となりました。また、2019年8月、11月には当社が開発・運営に関与する新規タイトルがリリースされ、特に2019年11月に再リリースされたタイトルは、垂直的な立ち上がりとなり、想定を上回る収益寄与となりました。
オリジナルゲームにつきましても、リリースから10年近く既存ユーザーの満足度維持・向上に焦点を当てたイベント施策の実施により売上水準を維持し、底堅く推移いたしました。
しかしながら、当期は前期と比較して開発本数が少なく、前期において多く計上されていた開発売上が減少したことから、売上高は前期比で減少いたしました。利益については、前期に比べ不採算タイトルが減少したこと、過去1年間を通じ運用費の最適化を推進したことから費用が減少し、前期の営業損失から営業利益に転ずることとなりました。
2021年3月期におきましても、既存の主力タイトルで引き続きユーザーに訴求するイベントの提供をつうじた収益力の強化・安定化につとめ、主力事業である当セグメントの売上高、営業利益の増伸に努めてまいります。

<広告メディアサービス>
広告メディアサービスでは、広告代理業務の他、次世代の主力事業創出を目的とした取り組みの一環である『DRIP(Drecom Invention Project)』のもと、2018年8月に発表した位置情報と3DリアルマップによるARスマートフォンアプリ構築プラットフォーム『AROW』等、当社の有するインターネットサービスの知見を活かした新規サービスを試験的に立ち上げ、事業化に向けた試行を重ねました。
『AROW』では、ゲームアプリ企画コンテストの実施やメディアへの露出など、2021年3月期中の事業化に向け、サービスの作りこみと、認知の向上に注力しております。

当社は、創業から18年、東証マザーズへの上場から14年を迎えました。数人の野心にあふれた大学生によって創業された当社は、目まぐるしい事業・技術変化の中でも、より優れた競争力のあるサービスの提供を目指し、果敢に挑戦を続けてきました。主力事業はブログ事業からゲーム事業まで大きく変化しましたが、創業来のドリコムの精神である「with entertainment~期待を超える」の息づくドリコムらしいサービスを提供し続けてきたと自負しております。今後も、ユーザーの皆様の期待を超える、ドリコムならではの独創性と楽しみを感じられるサービス及び事業の提供と創出に取り組んでいきたいと思っております。

今後とも一層のご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。