位置情報×3DリアルマップによるARスマートフォンアプリ構築プラットフォーム『AROW』に関して、事業化に向け、株式会社オーナカとマップデータ管理システムの実証実験を実施

トピックス

株式会社ドリコムが開発を進める、位置情報×3DリアルマップによるARスマートフォンアプリ構築プラットフォーム『AROW』は、『AROW』のためのマップデータ管理システムを新たに開発し、その効果検証として、株式会社オーナカと実証実験を実施しました。

マップデータを用いたアプリ開発において、マップデータはデータ量・種類が多く取り扱いが容易ではなく、データを閲覧するだけであっても高いハードルがあります。またこうしたマップデータは定期的な更新作業を要し、各開発企業毎の独自のマップデータの追加・修正も必要となります。こうした課題は『AROW』を利用する企業で共通して発生するものと考えられ、『AROW』ではマップデータ管理システムというかたちで『AROW』の一部としてソリューションを提供することを目指しています。

ソリューション提供の一歩として、『AROW』事業化タイミングでの管理システム提供機能として、更新データのマイグレーション機能やマップデータのビューワー機能、独自POIの追加・編集機能などを掲げ、これらの機能について開発を実施するとともに、株式会社オーナカの協力の元、工数削減効果を測定する実証実験を実施いたしました。

実証実験では、マップデータ管理システムによりマップデータ更新等に伴う工数を20分の1程度に削減できることが検証されるとともに、ユーザービリティ向上に関する意見なども含めたフィードバックが得られました。
今後、本実証実験の結果を元に、事業化に向け、『AROW』本体の開発と平行し、マップデータ管理システムの改修・改善を行っていく予定です。

なお、『AROW』におけるマップデータ管理システムの開発はJ-LODコンテンツグローバル需要創出等促進事業費補助金( https://j-lodr1.jp/subsidy4/saitakusha-list/)に採択されております。

■株式会社オーナカについて

代表取締役社長の伊藤周は株式会社セガでプログラマとしてアーケードゲームやモバイルゲームを開発した後ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンの立ち上げに参画し、エバンジェリストとしてUnityを広める活動に従事。2018年1月に独立し「おなかソフト」を起業。現在、株式会社オーナカでは「Unityコンサルタンティング」「VRゲーム開発」「ドローンゲーム開発」「貧困の解消を目的としたUnity教育」といった事業を展開中。